教育訓練省が先ごろ実施した高校生向けの学力試験(数学・国語・英語)のうち、数学と国語の試験で地方やへき地に住む生徒の成績が都市部の生徒のそれを上回った。学力試験は北部のディエンビエン省、ハイズオン省、中部高原地方ラムドン省、メコンデルタ地方キエンザン省、ホーチミン市の5つの省市の高校1~3年生を対象に実施。標準的なカリキュラムと高度なレベルのものを基に同省が試験問題を作成した。
国語の平均点は、地方530.57点、へき地510.96点、都市部481.43点と都市部が遅れをとる一方、英語の平均点は、都市部508.19点、地方494.83点、へき地457.2点と、都市部が優位に立った。
同省によると、地方の生徒の70%以上が数学と国語で水準以上の成績を示すが、英語は50%の生徒しか水準を満たしていない。都市部では数学・国語・英語の水準を満たしているのは約半数の生徒に過ぎない。一方へき地の生徒は55%が数学の、60%が国語の、40%が英語の水準を満たしている。