1日午後、ホーチミン市1区グエンタイビン通り101番地の農業農村開発銀行(アグリバンク)前に設置してある自動現金預払機(ATM)ボックスに接触した小学4年生の少女チャウ・リン・ウエンちゃんが死亡する事故が起きた。ウエンちゃんは病院に運ばれたが、心臓と呼吸が停止しており助からなかった。ウエンちゃんは近くにある小学校の生徒で、放課後に家族が迎えに来るのを待ちながら友だちと遊んでいたところだった。
ウエンちゃんの死因は感電死とみられたため、事件直後に電力会社技術部と地元警察がATMボックスを検査したところ、ボックス上部の広告灯から漏電していたことが分かった。またこのボックスの広告灯への電気配線は電力会社ではなくアグリバンクが独自に配線したもので、安全性に問題があることも確認された。
アグリバンク側はこの事故について、捜査の結果銀行に落ち度のあることが明確になれば法律に従って責任を負うと表明した。