外務省のグエン・フオン・ガー報道官は10月30日、カンボジアのサムレンシー党のサム・レンシー党首による行為と発言に抗議すると発表した。レンシー氏は同月25日、ベトナムのロンアン省とカンボジアのスバイリエン州との国境地域で国境画定用の杭6本を引き抜いてプノンペンに持ち帰り、「ベトナムは国境杭を打つことでカンボジア領土を占拠している」と発表した。
ガー報道官は「レンシー氏の行為は両国の法律や両国間で結ばれた協定に違反している。また、その発言は無理解から発した無責任なもので、両国の関係を傷つけ破壊するものだ」と非難。さらにカンボジア政府に対し、こうした行為に適切な処分を行うよう求めた。