出光興産(東京都千代田区)は2月26日、子会社の出光クーロン石油開発(東京都港区)がベトナム南部沖ナムロン・ドイモイ油田で商業生産を開始したと発表した。
ナムロン・ドイモイ油田は、出光クーロンが2002年に15%の権益を取得した09-3鉱区内にあり、東南部バリア・ブンタウ省ブンタウ市の南東135キロメートルの海上に位置している。同油田は北側に隣接する09-1鉱区に接しているため、09-1鉱区と共同で開発作業を進めていた。
同油田の原油生産量は、1日当たり最大約2万バレルを見込んでいる。このうち、09-3鉱区と09-1鉱区の共同開発契約に基づく出光の権益分は約1500バレルとなっている。