- 25年にベトナムでAI分野の人材需要急増
- 多くの企業が高い給与を支払う意向
- IT企業の80%以上が業務サポートにAI活用
インターネット上で求職求人情報サービスを提供するエン・ジャパン株式会社(東京都新宿区)傘下のナビゴスグループ(Navigos Group)が発表した調査結果によると、2025年にベトナムにおける人工知能(AI)分野の人材需要が急増すると予想されている。
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企業が最も多く採用する職種はバックエンド・フロントエンドエンジニアで、続いて、◇プロダクトオーナー・プロダクトマネージャー・プロジェクトマネージャー、◇品質管理(QC)・品質保証(QA)エンジニア、◇AIエンジニアと続く。
また、ほとんどの企業がAI分野の候補者に対して他の職種よりも高い給与を支払う意向を示している。企業の43.7%が「10~20%高い」、18.4%が「20~50%高い」と回答した。
ナビゴスグループのファン・タイン・ヒエン製品・技術担当部長によると、AIはすでにIT業界の強力なサポート役となっている。IT企業の80%以上が業務のサポートにAIを活用していると回答し、このうち約60%が毎日AIを使用している。また、50%以上がAIツールを使いこなすスキルを持つ人材の採用を優先している。このうち、26.6%が「優先」し、14.1%が「非常に優先」している。
専門家らは、学生や労働者がプログラミング、データ処理、実践的なAIの活用スキルを身につけることが、今後のトレンドに追いつくために重要だと指摘している。また、大学も市場のニーズに対応できるよう、教育プログラムの刷新が求められている。