ベトナム化学グループ(ビナケム)と東南部タイニン省人民委員会はこのほど、同省タンビエン郡チャーボン村に甘味料などとして使われるソルビトールの生産工場建設案件に関する合意書に調印した。ソルビトールは甘味料のほか、医薬品や化粧品などに使用されている。
同省内の面積3万ヘクタールの農地で長年生産されているキャッサバが原料で、工場の年産能力は2万トン。総投資額は約2200万米ドル(約20億3000万円)で、ビナケムが40%、タイニンサトウキビ社が40%、ベトナム化学工業研究所が20%を出資する。同工場では1日当たり1.7トンの固形廃棄物が排出されるが、それらを処理して肥料を生産する計画。