・熱帯モンスーン気候に属し、雨季(5月~10月)と乾季(11月~4月)を有する。 ・年間平均湿度:― ・年間平均降水量:1500 mm ・年間平均気温:27度C
地理 |
・北をドンナイ省、西をホーチミン市、東をビントゥアン省と接して、南は南シナ海に面する。 ・海水浴場として人気のブンタウ(Vũng Tàu)市はホーチミン市から東南に約120キロに位置する。 |
歴史 |
・元々クメール王国に属していたが、1658年よりベトナムのグエン(阮)朝に支配・併合された。 |
経済 |
・同省沖には大規模な油井とガス田が多くあり、全国の埋蔵量のそれぞれ9割強、2割弱を占めている。 ・南部の経済拠点の一つとして、深水港湾を含めた多くの大型港湾を有し、港湾数は全国で最多。積載量10万t以上のコンテナ船の寄航が可能で、海外港湾を経由することなく貨物を輸出できるため、ヨーロッパやアメリカなどを結ぶ直行便が運航している。 |
観光 |
<見所・イベント>
ヌイロン山(Núi Lớn=大山):
高さ11.6メートルの大仏、長さ12.2メートルの涅槃仏(ねはんぶつ)で有名な釈迦仏台(Thích Ca Phật Đài)寺院がある。ベトナム最後の皇帝バオダイが別荘として使用したローマ式の優雅な3階建ての白い建物があり、フランス植民地時代から残る大砲19丁が展示されている。 |
ヌイニョー山(Núi Nhỏ=小山):
海抜170メートルの地点には1974年に建設された高さ32メートル、腕の長さ18.3メートルのベトナム最大のキリスト像がある。南シナ海に面するキリスト像の上からブンタウ市の全景を眺めることができる。同じく海抜170メートルのところに1862年に建設された高さ18メートルの灯台があり、この灯台はベトナムだけでなく東南アジアで最も古い灯台の一つと言われている。 |
武器博物館(The worldwide arms museum):
国内最大の個人蔵による武器博物館。オーナーは、イギリス人の武器収集家ロバート・テーラー氏。同氏は若いころからヨーロッパをはじめとする世界各国の武器・軍装備を収集しており、定年退職を機にこれまで集めた武器・軍装備をを展示する博物館を開いた。約1500平方メートルの展示スペースには、世界各国で集めた銃1200丁、刀剣1000本、軍服500着など大量の展示品が並べられている。展示品の中には数世紀前の軍装備なども含まれており、歴史的価値も高い。 |
コンダオ島(Côn Đảo):
海岸線の全長は2キロしかないが、透明度が高い美しい海で有名。開発されていないビーチが数多くある。海亀産卵地の訪問やダイビング、小島にある珊瑚礁の鑑賞といったエコツアーが人気を集めている。 |
<特産品>
バインコット(Bánh khọt=ベトナム風たこ焼き):
焼きたてのベトナム風たこ焼き。青パパイヤ、ヌックマム、レタス、香草と一緒に食べる。
|
|
バリア・ブンタウ省関連ニュース |
|
ベトナムの省・中央政府直轄市一覧 |
最終更新日:2022年2月18日
|