亜熱帯気候と温帯気候の両方があり、四季を有する。冬は乾燥して冷え込み、夏は蒸し暑い。雹や霜の被害が多い。
地理 |
・ハノイ市から西北に320キロに位置する。 ・平均海抜は600~700メートルで、ディエンビエン省、ライチャウ省、ホアビン省と共に「北部の屋根」と呼ばれる。 ・西北はディエンビエン省とライチャウ省に、北はイエンバイ省に、東はフート省とホアビン省に、南はタインホア省とラオスに接している。 |
歴史 |
かつてはタイ族の首長に治められた地で、1479年よりベトナムのレ(黎)朝の支配下に置かれるようになった。 |
経済 |
ムオンラ(Mường La)郡に東南アジア最大の水力発電所であるソンラ水力発電所がある。同発電所は2012年末に竣工し、出力400メガワットのタービン6基を備えている。総出力は2400メガワット、年産能力は102億4600万キロワット時となっている。また、貯水容量92億6000万立方メートルの貯水湖は、北部紅河デルタ地域の雨季の洪水防止と、乾季における水の供給源としての役割も果たす。この発電所プロジェクトは、少数民族が多く経済発展の遅れている同省の開発に大きく貢献していくものと期待されている。 |
観光 |
<見所・イベント>
モックチャウ高原(Cao nguyên Mộc Châu):
ハノイから北西へ約200キロにある。この高原では年末年始になると、スモモの花、桃の花、メキシコヒマワリ、カラシ菜の花など色とりどりの花が咲き乱れ、松林の濃い緑と合わさり、ロマンチックな風景となる。また、広々としたお茶畑が有名で、モクチャウ高原の牛乳も名物として知られている。
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<特産品>
薫製肉(Thịt treo gác bếp):
豚や水牛のばら肉、外モモ、肩、ヒレといった部位をマック・ケン(Mắc khèn)と呼ばれる山椒の一種や唐辛子、塩、みじん切りのショウガ、カルダモンで味付けして杵と臼で軽く打った後、葉で作られた酵母と混ぜて焜炉の上に垂らす。焜炉から出る煙と熱で肉を薫製にする。
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コム・ラム(Cơm lam):
竹筒に米(通常もち米)とココナッツ、ココナッツミルク、ゴマなどいくつかの他の材料を詰めて焼いた料理。 |
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ソンラ省関連ニュース |
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ベトナムの省・中央政府直轄市一覧 |
最終更新日:2022年2月18日
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