・熱帯モンスーン気候に属し、雨季(5月~11月)と乾季(12月~4月)を有する。 ・年間平均湿度:82% ・年間平均降水量は:1800 mm ・年間平均気温:27度C
地理 |
・メコンデルタ地方の中央に位置し、西をキエンザン省、北をカントー市とビンロン省、南をバクリエウ省、東をソクチャン省に接している。 ・省都ビータイン市はホーチミン市から南西に約240キロ、カントー市から40キロに位置する。 ・自然に恵まれ多くの川と運河がある。 |
歴史 |
・元々はクメール王国に属していたが、中国清朝を不服に思い南進した明朝の将軍マック・クー(鄚玖)一族が1680年末から現在のキエンザン省とカマウ省に当たる地を開拓。その後、絶えずクメール王国の脅威に晒され続け、これに対抗する力を得るため18世紀初めにベトナムのグエン(阮)朝の支援を求めて同王朝の統括地となった。それ以降もマック一族は同王朝の傀儡政権としてこの地を管理し続け、マック・クーの息子マック・ティエン・トゥー(鄚天賜)が1735~1739年にクメール王国から、更に現在のハウザン省及びバクリエウ省に当たる地を奪った。 ・クメール王国の一部だったため、現在でも多くのクメール人が住んでいる。 |
経済 |
・国内最大のコメ産地であるメコンデルタ地方の中心地で、コメだけでなく果物の栽培も盛ん。 ・淡水水産物も豊富で、マイ・ザム(Mái Dầm)河に生息するゴンズイ(ナマズの一種)が特に有名。 |
観光 |
<見所・イベント>
フンヒエップ水上マーケット(Chợ nổi Phụng Hiệp、別名ガーバイ水上マーケット):
1915年に始まった歴史のある水上マーケットで、ガーバイ(Ngã Bảy)町にある。カントー市カイラン水上マーケット、ティエンザン省カイベー水上マーケットに並ぶ、「ベトナム三大最大水上マーケット」の一つ。早朝から午前9時頃にかけて大勢の客で賑わう。ドリアンやランブータン、マンゴスチンといった果物をはじめ、農産物、家庭用品、手工芸品、肉、魚介類まで様々な商品を取り扱っており、ヘビ、カメ、リス、トカゲなどの動物も販売している。
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<特産品>
タット・ラック魚(Cá thác lác):
魚のすり身を団子状にして、油で揚げたり、スープに入れたりして食べる。
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チャオ・ロン・カイ・タック(Cháo lòng Cái Tắc):
メコンデルタ地方に住む庶民の朝食の代表格とでもいうべき料理。よく茹でた豚の内臓とみじん切りのネギをトッピングしたおかゆ。 |
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ハウザン省関連ニュース |
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ベトナムの省・中央政府直轄市一覧 |
最終更新日:2022年2月18日
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