・熱帯モンスーン気候に属し、雨季(5月~10月)と乾季(11月~4月)を有する。 ・年間平均湿度:― ・年間平均降水量:― ・年間平均気温:摂氏28.5度C
地理 |
・北をハウザン省、西北をキエンザン省、東部をソクチャン省、西南部をカマウ省と接しており、東南は南シナ海に面する全長56キロの沿岸線になっている。 ・ホーチミン市から南西に約210キロ、カントー市から西南に110キロ。 ・山がない平らな地層、多くの川と運河が走っている。 |
歴史 |
・元々はクメール王国に属していたが、中国清朝を不服に思い南進した明朝の将軍マック・クー(鄚玖)一族が1680年末から現在のキエンザン省とカマウ省に当たる地を開拓。その後、絶えずクメール王国の脅威に晒され続け、これに対抗する力を得るため18世紀初めにベトナムのグエン(阮)朝の支援を求めて同王朝の統括地となった。それ以降もマック一族は同王朝の傀儡政権としてこの地を管理し続け、マック・クーの息子マック・ティエン・トゥー(鄚天賜)が1735~1739年にクメール王国から、更に現在のハウザン省及びバクリエウ省に当たる地を奪った。 |
経済 |
・稲作と漁業が盛ん。 |
観光 |
<見所・イベント>
フランス式別荘(ヴィラ)群:
約100年前のフランス植民地時代に建設されたフランス式の優雅な建築物群。ヴィラの中には、南ベトナムのゴ・ディン・ジエム初代大統領の実弟で、大統領顧問を務めたゴ・ディン・ヌーの妻チャン・レ・スアンの実家がある。その他、バクリエウ市図書館として利用されているヴィラもある。図書館の隣にはバクリエウ博物館があり、ここでは同省に住む◇キン族、◇クメール族、◇華僑の文化などを紹介しているほか、2~7世紀ごろに栄えた港市オケオの時代のものとされる出土品が展示されている。
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バクリエウ公子ホテル(Khách sạn công tử Bạc Liêu):
バクリエウ公子(バクリエウ省の御曹司)として知られた大富豪チャン・チン・フイ氏の実家をホテルに改装したもの。このホテルの宿泊客は、当時の大富豪一族の生活を体験できる。バクリエウ公子の逸話は幾つかあるが、当時の暮らしぶりを思わせる話を一つ紹介しておこう。ある美しい娘をめぐって、フイ氏とメコンデルタ地方ティエンザン省ミトー市の大富豪レ・コン・フオック氏が競い合ったときのことだ。どちらがより金持ちかはっきりさせようという話になり、持っていた札束を燃やして、先に青豆のチェー(ベトナム風ぜんざい)を煮ることができた方が勝ちというゲームを行ったと伝えられている。
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<特産品>
バイン・セオ(Bánh xèo):
ベトナム風お好み焼きと呼ばれる南部の名物料理。レシピは多彩で、中に入れる具も様々。基本的なレシピは、米粉とココナッツミルクをベースにした生地に、豚肉、もやし、エビ、緑豆、または鶏肉やキノコ、タマネギなどをたっぷりと入れて、大きめの専用フライパンで薄皮に焼き上げる。生地はターメリックで黄色く色付けされる。焼きあがったものに香草(ミント、ドクダミ、シソなど)を添えて風味を付け、一口大にちぎってレタスやサニーレタスなどの野菜で包み、酢やヌックマム(魚醤)をベースにしたタレにつけて食べる。 |
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バクリエウ省関連ニュース |
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ベトナムの省・中央政府直轄市一覧 |
最終更新日:2022年2月18日
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