・熱帯モンスーン気候に属し、雨季(5月~11月)と乾季(12月~4月)を有する。 ・年間平均湿度:― ・年間平均降水量:1170~1520 mm
地理 |
・北はロンアン省、西北はカンボジア、南はアンザン省およびカントー市に接している。 ・ホーチミン市から約154キロ、カントー市から80キロに位置する。 |
歴史 |
・元々クメール王国に属していたが、17世紀末からキン族が入植、グエン(阮)朝の支配下となってベトナムに併合された。 |
経済 |
・土壌の質が良く、稲作に適しており、またチャ魚(ナマズの一緒)などの養殖も盛ん。 |
観光 |
<見所・イベント>
ガオゾン自然観光地区(Khu du lịch sinh thái Gáo Giồng):
カオライン市から17キロ。1700ヘクタールのマングローブの林を有する観光地区。小船に乗ってマングローブの林や、そこに生息する200種類にも及ぶ鳥類を鑑賞できる。毎年9月から11月にかけて、メコン川の上流から流れ込む水により、広範囲にわたり水位が上昇する。農家らはこの時期が始まる前に作物を収穫するため、水害はほぼ皆無。上流から流れ込む水にはエビやプランクトンなどを運んでくるため、土壌がより豊かになる。
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チャムチム国立公園(Vườn quốc gia Tràm Chim):
タムノン(Tam Nông)郡にある国立公園で、規模は7588ヘクタール。レッドブック(絶滅危惧種リスト)に記載されているオオヅルをはじめとした希少な鳥類を保護している。水位が高い時期には、小舟に乗って美しいマングローブの林と、希少な鳥類などの野生動物を鑑賞できる。
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フイン・トゥイ・レの旧家(Nhà Cổ Huỳnh Thủy Lê):
1895年に建設された家屋で、ベトナム・フランス・中国の建築様式の特徴を合わせ持つ。フランス人作家マルグリット・デュラスの自伝的小説「ラマン(愛人)」に登場する華僑の青年フイン・トゥイ・レの旧家。同作品は1992年に映画化された。
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タンクイドン花村(Làng hoa Tân Quy Đông、別名:サデック花村):
メコンデルタ地方だけでなく、ホーチミン市、カンボジアなどにも花卉、盆栽、観葉植物など出荷している。敷地面積は177ヘクタールに上り、年間1000万鉢を出荷している。
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<特産品>
ネム・ライ・ブン(Nem Lai Vung):
緑色のバナナの葉に包んだ発酵した豚肉と豚の皮、唐辛子、ニンニク、胡椒で作った料理。
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チュオット・ドン(Chuột Đồng):
田んぼに生息するネズミの肉料理。レモングラスと唐辛子を和えて炒めたり、丸焼き、炭火焼きにするなどいろいろな調理法がある。ネズミというとゾッとする人が多いだろうが、田んぼに生息するネズミはコメを主食とし、高級な鶏肉に負けないくらい美味しい。
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カー・ロック・ヌオン・チュイ(Cá lóc nướng trui):
釣りたての雷魚を炭火で焼いたもの。焼いた雷魚を2枚に切って中にピーナッツやネギを入れて仕上げる。蓮の葉で包んで、タマリンドと唐辛子の入ったヌックマム(魚醤)につけて食べる。 |
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ドンタップ省関連ニュース |
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最終更新日:2022年2月18日
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