地理 |
・省都カオバン市はハノイ市中心部から北に281キロに位置する。 ・中国との国境に面している。 |
歴史 |
・国防の要衝と言われているが、経済発展が遅れており、全国で人口が最も少ない地方の一つ。同省では圧倒的多数を占める民族がおらず、キン族の人口も1割に満たない。一部の少数民族は民族性がベトナムより中国側に近く、1979年に発生した中越戦争(第3次インドシナ戦争)では、中国側に味方してスパイ活動を行う者もいた。 |
経済 |
・森林や鉱物などの天然資源に恵まれており、鉱産物の採掘・加工や建設資材の生産を行う上での好条件が揃っているものの、インフラ整備が遅れており、経済も未発達の状況にある。 ・主要産業は農林業で経済的に貧しく、医療機関と教育機関が不足している。 |
観光 |
<見所・イベント>
バンゾック滝(Thác Bản Giốc):
中国との国境地帯にある壮大な滝。ベトナムで最も高く、美しい滝と言われており、世界で4番目に大きな滝とされている。 |
タンヘン湖(Hồ Thang Hen):
崖の上の高い山にあるダイヤモンド型の湖で、長さは3キロ、幅が約1キロ。宿泊施設が設置されており、エコツアーの開発を進めている。
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グオムガオ洞窟(Động Ngườm Ngao):
1921年に発見され、1996年に観光向けに一般公開された。洞窟の長さは2144メートル。
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<特産品>
バイン・チュン・キエン(Bánh trứng kiến):
中に黒アリの卵が入ったバインチュン(もち米で作ったちまきのような料理)。カオバン省の森に生息する黒アリの卵は高タンパクで濃厚な味わいが特徴。
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ビット・クアイ・バイ・ビー(Vịt quay bảy vị):
下処理したアヒルを炉でパリパリに焼いた料理。タイー族独自の7種類のスパイスで味付けする。
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カオバン省関連ニュース |
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ベトナムの省・中央政府直轄市一覧 |
最終更新日:2022年2月18日
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