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ベトナムが誇る世界一!~世界で一番日本が好き!?~

2015/08/21 JST配信

世界的に見ると、ベトナムは発展途上の国であり、まだまだこれからのイメージがありますが、世界ランキングで第1位になっていることが色々あるんです。「バイクの量は世界一だろう!」と思う人も多いと思いますが、残念ながら 人口に対するバイク保有台数は台湾に次ぐ第2位。 1000人当たりのバイク保有台数は台湾が676台、ベトナムが460台なのだそうです。それでは、ベトナムが世界に誇れるものって、何かあるんでしょうか? 9つの世界番付第1位をご紹介します!

(C) NgBK

世界で一番日本が好き!?

株式会社電通が世界20か国・地域を対象実施した「ジャパンブランド調査2015」によると、 日本に対する好意度が最も高かった国・地域は、ベトナム と台湾でした。ベトナム人が選ぶ「日本の好きなところ」の 1位は「日本人(の気質):勤勉」 、2位は「技術力」、3位は「伝統文化」となっています。確かに、ベトナムで「私は日本人です」と言うだけで「日本人は勤勉ですばらしい!」と褒めてもらえることがよくありますよね。

この調査は20か国でしか実施されておらず、世界一とは断言できないですが、「日本企業の関心が高い国=ある程度日本に馴染みのある国」を対象に実施されていると考えられることから、ほぼ世界一と言ってよいのではないでしょうか。

参考: 電通「ジャパンブランド調査」、親日度1位は今年もベトナム

旅行者の財布に世界一やさしい!

世界最大の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー(TripAdvisor)」の日本法人が観光地として人気の世界40都市における旅行コストを比較調査した 「旅行者物価指数(トリップインデックス)2015」で、ベトナムの首都ハノイが第1位 になりました。

夏期(6月~8月)に2人で4つ星ホテルに3泊したことを想定したものだそうで、3か所の観光スポットをまわって、昼食と夕食、夕食の際のレストランへのタクシー(往復約6.4km)の各費用の平均を算出すると、ハノイ市は8万7699円なんだそうです。ベトナム最大の都市ホーチミン市でも費用はさほど変わらないと思いますので、ベトナムは旅行者のお財布に世界一やさしい国といっても差し支えないのではないでしょうか。

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ちなみに、旅行者のお財布に世界一きびしい国は、メキシコのカンクンで、24万1845円、ハノイの約3倍でした。

参考: 旅行者の財布に最も優しい都市、ハノイが2年連続世界一

世界で最も貯蓄が好き!

米市場調査会社ニールセンが2015年第1四半期に世界60か国の消費者を対象に実施した調査によると、「余剰金の使い道」についての質問で、 ベトナムの消費者うち78%が「貯蓄」と回答 しており、世界で最も高い割合だったそうです。今の日本だと殆ど金利がつきませんが、ベトナムでは自国通貨建てであれば年6%程度の金利がつくため、以前よりインフレが収まっていることもあり、貯蓄して資産を増やそうという人が多いかもしれません。

参考: 15年Q1の消費者信頼感指数112P、ベトナム人は世界一の貯蓄好き

超富裕層の増加率が世界一!

英国不動産サービス大手のナイト・フランクによると、 2014年におけるベトナムの「超富裕層人口」は前年比+6人増の116人 でした。「超富裕層」とは、住居以外に資産3000万USD(約37億円)以上を持っている人を指すそうです。ベトナムにもこんな超大金持ち、いるんですねえ。そして、ベトナムの超富裕層人口は、2014年から2024年までの10年間で2.6倍の300人に達する見通しで、この増加率は世界トップなんだそうです。

参考: ベトナムの超富裕層116人、10年後までの増加率は世界一

ビール消費量の増加率が世界一!

キリン株式会社がインターネット上で運営している仮想大学「キリンビール大学」が世界171か国・地域対象に調査したデータによると、2014年のベトナムのビール生産量は世界10位でしたが、 10年前の2004年からの増加率を見ると、ベトナムは+233.5%増、つまり3.3倍にもなっており、この伸び率は世界第1位 なんだそうです。

(C) NgBK

ベトナムでは最近大型のビアホールがどんどん増えているので、この結果は頷けます。

参考: 14年のビール生産量、越は14年連続増加で世界トップ10入り

カシューナッツ輸出が9年連続世界一!

 ベトナムカシューナッツ協会(VINACAS)の発表によると、2014年のカシューナッツ輸出額は前年比+22%増の20億USD(約2500億円)で、9年連続で世界第1位になりました。 ベトナム産カシューナッツは世界50か国に輸出 されていて、米国市場ではベトナム産が30%を占めているそうです。日本で買うと高級食材になってしまうカシューナッツもベトナムだとかなり安いので、お土産におススメですよ

コショウ輸出はなんと14年連続世界一!

カシューナッツよりも前から世界一になっているのがコショウの輸出。なんと、14年連続で世界第1位となっています。商工省によると、ベトナム産コショウはおよそ100か国・地域に向けて輸出されており、2014年の輸出量は前年比+17%増の15万6000t、輸出額は同+35%増の12億USD(約1480億円)に達しています。 世界に出回っているコショウのうち50%がベトナム産 というのですから、これぞ世界に誇れるベトナム産品と言えるでしょう。

お米を食べる量世界一!

少し古くなりますが、2012年12月7日放送の 「ネプ&イモトの世界番付」 で紹介された「お米を食べる国ランキング」で、ベトナムが世界1位でした。お米を食べる国40か国の4300人以上に「1日にご飯を何杯食べますか?」と質問した結果を集計したものです。 ベトナムは1日3.6杯 で2位韓国の2.6杯を大きく引き離して第1位! ちなみに日本は2.0杯で第7位でした。

(C) VIETJO Life

番組で紹介されたベトナム人一家では、7人家族で1回の食事に米10合を平らげ、男性なら5杯、女性や子供でも3杯は食べるとのこと。この一家はかなり大食いのように思いますが、確かにベトナムの人は濃い味付けのおかずやスープでゴハンを2杯ぐらい食べて、仕上げにスープでもう1杯食べて締めているイメージですね。ベトナムのゴハンは軽いので2~3杯食べても大丈夫ですが、日本に帰って同じ調子でゴハンを食べると、お腹がとんでもないことになります・・・。

ちなみに、ベトナムはコメ生産量で第5位、輸出量で第2位のコメ大国! お米を主食とする日本語で食事のことを「ゴハン」と言うように、ベトナムでも食事をすることを「ăn cơm(アンコム、ゴハンを食べる)」と言います。

未成年女性の喫煙率が世界最少!

これもちょっと古いデータですが、世界保健機関(WHO)の2010年統計によると、 「未成年女性のタバコ製品使用率」でベトナムは世界155か国・地域中155位 。つまり、未成年女性(13~15歳)が世界一タバコを吸わない国になりました。トップのレバノンは54.1%、世界平均は15.8%、ベトナムは1.5%となっています。

ベトナムで未成年女性の喫煙率が低いのは、若い女性がタバコを吸うと「遊び人」とみなされ、女性がタバコを吸うなんてもってのほかと考えている人が多いことが背景にあります。但し、外国人女性については「別格」扱いであまりうるさく言われません。とはいえ、ベトナム人とあまり区別がつかない若い日本女性は、喫煙の際、周りからの視線にご注意ください。

参考: 世界・未成年女性のタバコ製品使用率ランキング

世界ランキングでベトナムのことがわかる?

今回、ベトナムの世界番付第1位になっているものを調べてみたところ、1位ではなかったのですが、国際労働機関(ILO)の2011年調査に基づいた 「世界・就業者に占める自営業率ランキング」 でベトナムが第3位になっていることがわかりました。日本の自営業率が11.90%なのに対し、ベトナムは65.40%!  仕事をしている人の7割近くが自営業 となっています。なるほど、ベトナムでは安定した大企業に勤めていても「将来独立したい」という人が多いのも頷けます。

世界ランキングを調べることで、ベトナム社会が見えてくるかもしれません。みなさんも関心のある事柄でベトナムの世界番付がどうなっているのか、調べてみてはいかがでしょうか。

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2024/11/21 18:00 JST更新
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