ベトナムでは街の至るところで両替が可能です。また、どんな田舎に行っても必ず金行(ゴールドショップ)はあるので、全国どこでも両替が可能だといっても過言ではないでしょう。
どの通貨が両替できる?
米ドルはどこでも、日本円、ユーロはほぼどこでも、銀行や両替所ではそれに加え、英ポンド、豪ドル、カナダドル、シンガポールドル、香港ドル、スイスフラン、タイバーツなどが可能です。
VND → 外貨の両替: 国際空港の出発ターミナルで可能です。また厳密には違法ですが金行でも幅広く取り扱っています。
どこで両替する?
両替が可能な場所は、ホテルレセプション、銀行の窓口、両替所、金行などがあります。
(C) VIETJO Life ホーチミン市内の両替所
レートがよいのは、金行>両替所>銀行窓口>ホテルの順
レートが最も良いのは金行です。ただし、金行では両替は厳密に言うと違法のため、交換レートを掲示しておらず、口頭で確認することになります。外国人の場合、通常レートより低いレートを提示される場合がありますので、事前に銀行レートを確認し、それより高いレートで両替してもらいましょう。
(C) VIETJO Life 金行(金屋)
また交渉制なので最初に提示されたレートより若干高めに逆提示してみてもよいでしょう。許容範囲内なら最初の提示レートより高く買ってくれる可能性もあります。また、大きな金額を両替するほど、レート交渉は有利になります。
一方、両替所、銀行には為替レートが店舗内に掲示されていますので確認しましょう。両替する通貨の欄の買取レート(Mua TM=Cash Buying)を確認してください。両替所は金行と銀行の中間という位置づけになり、金額が大きい場合はレート交渉の余地もあります。
両替所内の為替ボード
銀行内の為替・金利ボード(アジアコマーシャル銀行)
為替レートはオンラインでも確認できます。
ベトコムバンク(VCB)の為替レート
http://www.vietcombank.com.vn/ExchangeRates/Default.aspx?lang=en
※支店によってレートが異なります。Branchのプルダウンから支店を選択するとレートが表示されます。(例:Hội Sở Chính=ハノイ本店、TP.HCM=ホーチミン支店)
小額紙幣はレートが異なる
米ドルの場合、100ドル札または50ドル札が最もレートがよく、20、10、5ドル札がその次、そして2と1ドル札の順です。同じ金額でも紙幣がかさばらない順にレートがよいということになります。
両替時の注意点
○ 受け取った金額がレート計算通りで全額あるか確認。
○ 汚れているお札、破れているお札がないか確認。
お札が汚れていたり、破れていたり、破れているのをテープで貼っているものなどがあれば、遠慮せず交換するようお願いしましょう。そういうお札はお店で受け取りを拒否される可能性が高いためです。
万一、汚れたお金を受け取ってしまっていたら
銀行窓口で額面の4%を支払うことで交換ができます。最高額紙幣の50万VNDの場合手数料は2万VNDとなります。