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おすすめ蚊よけアイテム~デング熱・ジカ熱対策に~

2015/07/21 JST配信
雨が降って空き地などに水溜りができるようになると、とたんに増えるのが「蚊」。蚊に刺されたら痒くなるというだけでなく、ベトナムではデング熱、マラリア、日本脳炎といった蚊を媒介とする感染症にかかる恐れがあります。特に、日本でも2014年に東京渋谷の代々木公園で流行して大騒ぎになったデング熱は、予防接種がありませんので、とにかく蚊にさされないようにすることが大事。そこで、 ベトナムのスーパーなどで簡単に入手できる蚊対策アイテム を紹介したいと思います。



蚊取り線香


やはり、日本の夏でも定番の蚊取り線香は、ベトナムでも最も使用されている蚊よけグッズ。ベトナム語でnhang trừ muỗi(ニャンチュームオイ)と言います(nhang=線香、trừ=取り除く、muỗi=蚊)。


(C) VIETJO Life 7800VND(約45円)で購入

ベトナムでも日本と同じ緑色の蚊取り線香が売られていますが、日本ではあまり見ない紫色のラベンダーの香りが好まれているみたい。また、強力そうな赤や青といった毒々しいものもあります。


(C) VIETJO Life 6700VND(約38円)で購入

個人的に好きで最近使っているのは、日本でおなじみフマキラーがベトナムで販売している「JUMBO VAPE」ブランドの黒い蚊取り線香。「森の香り」がとても良く、煙が少なくてけむたくならないので気に入っています。


(C) VIETJO Life

ベトナムでは、日本のように蚊取り線香を置くお皿付きで売られている商品が見当たりません。そこで便利なのが、ベトナムのお弁当箱。以前ベトナムに在住していた日本人の友人に教えてもらったのですが、ベトナムの3段重ねのお弁当箱は蚊取り線香にぴったりのサイズで、未使用の蚊取り線香やライターなども収納できちゃいます。アルミのものであれば、安く手に入りますよ。

蚊取りベープマット・リキッド


ベトナムでもフマキラーの蚊取りベープマットやベープリキッドが販売されています。


(C) VIETJO Life 5万5500VND(約320円)で購入

こちらはベープリキッド。コンセントに挿し込むだけで簡単ですし、スイッチがついているのでコンセントに挿したままでも大丈夫。ほのかに花の香りがします。日本に比べると価格がとても安いですし、電圧の問題もありますので、ベトナムで購入したほうが断然良いです。

蚊よけ剤



(C) VIETJO Life  4万1000VND(約230円)で購入

最近、日本で販売されている「おすだけベープ」のベトナム版「ジャンボベイプワンプッシュ(JUMBO VAPE ONE PUSH)」が発売されました。1回プッシュするだけで、即効性だけでなく、12時間にわたり蚊よけ効果が持続できる優れもの。しかも、柑橘系の心地よい香り。手のひらサイズなので携行にも便利です。

蚊よけクリーム・ミスト


10年前は蚊よけクリームと言えば輸入物しかなかったのですが、今はクリームだけでなく液体を吹き付けるミストタイプなど様々な商品が売られています。蚊よけクリームはKem chống muỗi(ケームチョンムオイ) 、蚊よけミストはBình xịt chống muỗi(ビンシッチョンムオイ)と言います。


(C) VIETJO Life (左):3万9000VND(約220円)、(右):2万3000VND(約130円)で購入

タイやインドネシアで有名なSoffellブランドの虫除けクリームは、ベトナムで以前から売られています。最近は写真左のミストタイプも登場しました。写真右のものはロート・メンソレータムがベトナムで発売しているRemosブランドの虫除けクリーム。こちらはミストタイプが先に販売され、最近クリームタイプも出ています。

このほかおすすめなのが、 Johnson & JohnsonのClear lotion anti-mosquito 。半透明のボトルに明るいブルーグリーンのキャップが目印。やさしい香りで、ローションなので赤ちゃんの手足にくまなく塗るにはとても便利で、子供が小さいときには大変重宝しました。

蚊帳



(C) NgBK

寝ている間に刺されない対策として極めて有効なのは蚊帳を使うことです。ベトナム語で Màn(マン) または Mùng(ムン) と言います。ベッドの四方に柱を立ててその上に四角い蚊帳をかける昔ながらのタイプや、天井や壁にひっかけてテントのようにするタイプなど様々。値段は20万VND(約1150円)ぐらいから。また、 イオンがベトナムで防虫蚊帳 を販売しています。

蚊帳かけるときは、畳んだ状態から中に蚊が入りこまないよう裾の部分を開けずに広げたり、かかった状態の蚊帳は中の蚊を外に追い出すようにして広げます。こうすることで蚊帳の中に蚊が入り込んでしまうのを防ぎます。


(C) NgBK

赤ちゃん用には、こんな蚊帳もあります。日本の食卓で昔ハエよけに使っていた傘の大きいものといった感じ。出したり畳んだりが簡単なので、赤ちゃんがベッド以外の場所で寝てしまってもすぐ広げられて、とても便利です。

殺虫剤



(C) VIETJO Life (右):6万5500VND(約370円)で購入

あまりにしつこい蚊は協力な殺虫剤に頼るしかありませんが、なんせ人間の体にも相当悪そうな臭いがしますので、我が家ではもっぱらゴキブリ対策として使用しています。

蚊取りラケット


殺虫剤はイヤだなあ、と思う方におススメなベトナムならではのグッズはこちら!


(C) VIETJO Life

蚊取りラケット! ベトナム語でVợt bắt muỗi(ヴォットバットムオイ)とかVợt diệt muỗi(ヴォットジエットムオイ)といいます(Vợt=ラケット、bắt=捕まえる、diệt=滅する)。


(C) VIETJO Life  8万2500VND(約470円)で購入

LEDライトつきで、乾電池いらずの充電式。停電時のライトとしても使える優れもの。10万ドン(約570円)前後で手に入ります。ネットに弱い電気が流れていて、蚊やハエをネットに引っ掛けて捕らえると電気が流れて死んでしまう仕組み。ネットを強く振ると蚊が風で飛んでいってしまいますので、そっと振りましょう。虫がひっかかると、ジジジっという音がします。これを使うと、確実に退治したという充実感があります。

扇風機を回す




よく日本では「扇風機をつけっぱなしにして寝ると死ぬ」とかいいますが、ベトナムでは扇風機をつけておくのは当たり前、死にません。特に田舎では、寒くても扇風機をつけて毛布を被って寝ます。これは、蚊が風に弱く飛べなくなるため、寝ている人に寄せ付けないための知恵なんです。ホテルに泊まったら部屋に蚊がたくさんいるけれど、蚊よけグッズが手元にない、なんてときには、扇風機を活用しましょう。扇風機のことをベトナム語で Quạt máy(クアットマイ) と言います(Quạt=扇、máy=機械)。

香草を食べる



(C) NgBK

ベトナムに来た当初、自分ばかり蚊に刺され、周りのベトナム人は全然刺されないなんてことがありました。その理由はどうやら香草にあったようです。香草には蚊が嫌う成分が入っていて、食べることで蚊には感じる臭いが出ていると言われており、特にレモングラスやバジル、ミントなどに効果があるようです。確かに、普段からなるべく食べるように心がけていたら、以前に比べて蚊に刺されなくなったように思います。プランターなどで育てて窓辺に置くのも蚊の撃退に役立つそうですよ。

 
デング熱は「田舎に行かなければかからない」ということはありません。特に、急速に都市化が進む郊外地域での発生率が高いようです。毎年都市部でもたくさんの人がデング熱にかかっていますし、日本人在住者の中にも感染者経験者は結構います。めんどくさがらず、普段から蚊よけ対策をしっかりしておきましょう。

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2024/10/30 14:00 JST更新
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