子供の日のことをベトナム語で Ngày Quốc tế Thiếu nhi (ガイクオックテーティエウニー)、Ngày Thiếu nhi(ガイティエウニー)、Ngày Trẻ em(ガイチェーエム)、Tết Thiếu nhi(テットティウニー=小児節) などと呼ばれています。但し、国の祝日ではなく記念日なので、休日にはなっていません。
Ngày=日、Quốc tế=国際、Thiếu nhi=小児、Trẻ em=子供
(C) NgBK
ベトナムで6月1日が子供の日となっている理由
なぜベトナムは6月1日を子供の日とすることになったのでしょうか。6月1日を子供の日としているのは、中国や旧ソ連圏などの現旧社会主義国が中心となっており、ベトナムもこの中に含まれています。一説によると、ジュネーブでの会議に先立つ1925年6月1日に、米国サンフランシスコにある中国総領事館が孤児たちをドラゴンボートフェスティバルに招待したのですが、この日がたまたま国際子供の日となったため、中国では6月1日に子供のためのイベントをするのが恒例となり、ソ連やベトナムなどの社会主義国もそれに倣ったということです。
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ベトナムで語られている子供の日の由来
6月1日が子供の日となった由来についてベトナム語のウェブサイトを調べてみると、真偽のほどはよくわかりませんが、次のような話がたくさん出てきましたので、紹介します。
1942年6月1日の早朝、当時のチェコスロバキアにある小さな村 リディツェ にナチスドイツ軍がやってきて、男性173人と女性及び子供196人を捕らえました。その場で66人を虐殺し、104人の子供を強制収容所に連行して、このうち88人がガス室送りに。9人がナチスの手先として働かされたそうです。更に、ナチスドイツは2年後の1944年6月10日、フランスの オラドゥール・シュル・グラヌ で、子供100人以上を含むおよそ400人を教会に押し込め火を放ち、虐殺しました。
1949年に国際民主婦人連盟はこれらの虐殺で死亡した数多くの子供たちを悼み、毎年6月1日を子供を保護する国際記念日に採択し、各国政府に対して軍事費を削減して子供の教育や福祉に予算を充てるよう求めていくことを決定。1950年より6月1日が「国際子供の日」になりました。
子供の日には何をする?
6月1日には、各地で子供向けのイベントが開催されるほか、商業ベースでも「子供の日記念セール」などが実施されています。すでに夏休みに入っていることもあり、学校主体の行事は殆どありませんが、この機会に普段あまりできないキャンプ体験などをすることも多いようですよ。夜になると子供連れの家族で街が賑わいます。