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テト休みを妄想しよう~25年までのテトカレンダー~

連// JST配信
「来年のことを言えば鬼が笑う」と申しますが、テト(旧正月)目前の今、来年どころか10年後のテトの休暇がどうなっているのか妄想してみたいと思います。

ベトナムでは、 国が定めた祝日が年間たったの10日間しかありません。 そのうち半分の5日間はテトの祝日。一般的に企業の夏休みはなく、大型連休はテトしかないため、ベトナムに住む外国人はだいたいこの時に母国へ一時帰国します。テト休みも年によって長さが若干変わるため、テトに帰国するか、他の機会に帰国するのか、数年の長いスパンで決めておきたいという人もいるのではないでしょうか。ですが、ベトナムでは来年のカレンダーが出はじめるまで、次の年のテトがいつなのか知らないという人が殆ど。まとまって書かれているものもないので、いちいちインターネットで調べなければなりません。

そこで、2016年から2025年までのテトの祝日予定を一気に紹介します!


(C) NgBK


ベトナムでは政府が毎年、翌年の国家公務員の祝日・休日日程を発表します。それまで祝日がいつになるのか確定していません。この公務員の休日に基づいて各企業も休日を決めるため、決定が本記事と異なる可能性があります。本記事はあくまでも参考ですので、本記事により不利益を被っても当サイトは責任を負いません。あらかじめご了承ください。


旧正月は日本と同じなの?


日本のほか、中国、韓国、ベトナムなどで旧暦が使われていますが、時差があることから、それぞれの国のお正月がまったく同じ日になるとは限らないのだそうです。旧暦では、天体の運行を元に、朔(さく、月と太陽の視黄経が等しくなること)や中気(二十四節気のうち正節を除く12の節気)がどの日に起こるかで、月の始まりや月名を決めるのですが、各国で時差があるため、日付けがずれることがあるそうです。

例えば、2007年の旧暦元日は、中国で2月18日だったのに、ベトナムではまだ日付がかわっておらず、2月17日が元日でした。

但し、2016年から2025年までの10年間については、日本、中国、韓国、ベトナムの食い違いは発生しないようです。

テト休みのルール


ベトナムの祝日に関する規定は労働法第115条に定められています。テト(旧正月)の休日日数は5日で、「休日が週休と重なった場合、その翌日を振替休日とすることができる」となっています。日本だと土曜日が祝日と重なっても振替休日はありませんが、ベトナムの場合は、 企業が週休日を土曜及び日曜と定めていた場合、日曜だけでなく、土曜と祝日が重なった場合でも振替休日が発生します。

今後10年のテト休み


それでは、2016年から2025年までのテト休みがどうなるのか、順を追って見ていきましょう。基本的に土日が週休日となっているケースに準じています。赤数字が祝日、肌色の部分がお休みの日で、このうち薄い肌色については土曜日がお休みでない人は基本的に出勤日となる日です。青い部分は、これまでの事例で公務員が休みになる可能性が高い日となっています。

2016年は順当に9連休


2016年の旧暦元日は2月8日。大晦日が日曜日にあたるため、1日振り替え休日が発生。土日が週休の人は、テト前後が土日とつながれば9連休。 土曜始まり翌週日曜終わりというのが一番オーソドックス と言えるでしょう。

2017年は10連休の可能性濃厚!




2017年は金曜日が大晦日にあたるため、週休日が土日の場合、翌週の金曜日が出勤日になってしまいます。が、休みの間に1日出勤日がある場合、公務員はこの日を休みにしてしまうため、多くの企業はそれに倣って休業に。そのため、2017年は10連休となる可能性が濃厚です!

2018年は7連休止まりも、もしかしたら11連休もアリ??




2018年は木曜日が大晦日になるため、連休は翌週の水曜日で終了というなんとも残念な日程。これまで公務員が休みの間に挟まれた2日間の出勤日をお休みにした例がないので、過去の例に倣えばこれ以上は増えないのですが、休みを増やす傾向にあることから、ひょっとしたら11連休もあるかも? また、企業については、出勤日にしてもどうせ仕事にならないと、公務員の休みは関係なく11連休にするケースもあると思われます。

2019年は順当に9連休




2019年は大晦日が月曜日にあたるため、前の土日から連休がスタートし、順調に9連休となります。

2020年は10連休の可能性濃厚!




2017年と同様、2020年も大晦日が金曜日にあたるため、カレンダーどおりだと7連休どまりですが、翌週の1日分の出勤日について公務員が休みにする可能性が高いので、10連休の可能性が高いです。

2021年は7連休どまり、できれば11連休になっていて欲しい!




2021年は2018年と同じく木曜日が大晦日にあたるため、カレンダーどおりだと翌週水曜日までの7連休になりますが、なんせもう2021年ですから、更にお休みを増やす傾向が強まって、11連休になっていることに期待したいと思います。

2022年は順当に9連休




2020年は、大晦日が月曜日にあたるため、前の土日から合わせて順当に9連休となります。

2023年も順調に9連休




2023年は土曜日が大晦日、日曜日が元日にあたり、その分が翌週に振り替えられるため、順当に9連休となります。ちなみに、テト連休の始まりが大晦日に当たってしまう場合、早めに田舎に帰ってテトの準備をしたいといった理由から、前倒しで休暇を取る人が多くなります。

2024年はまたまた10連休の可能性大!




2024年は金曜日が大晦日になるため、カレンダーどおりであれば翌週木曜日までの7連休となりますが、公務員が金曜日をお休みにして、10連休とする可能性が高いです。

2025年は振替日問題発生! 7連休か、11連休か!?




2025年は、なんと火曜日が大晦日! その前の月曜日が出勤日になってまい、祝日である旧暦1月4日が土曜日にかかるため、振替日が1日発生します。法律では「休日が週休と重なった場合、その翌日を振替休日とすることができる」となっており、振り替え休日は事後に発生するため、カレンダーどおりであれば火曜日から翌月曜日までの7連休ということに。ですが、最近の公務員の振替日の取扱いはかなり柔軟になっているため、大晦日前日の月曜日に振り替えられる可能性が高いです。しかーし! なんせもう2025年、もっと休んだほうがいいでしょう、という風潮になり、カレンダーどおり月曜日までの7連休とした上で、大晦日前の土曜日も休んで、11連休なんてことになるかも!? 
 

と、10年間のテトに何をするか妄想しながらまとめてみました。参考にしてください。まあ、何よりいいのは、テトの祝日日数が更に増えるとか、他の祝日が増えるとかしてほしいですね。特に、 9月2日の建国記念日 以降、1月1日まで祝日がないというのはつらいですからね・・・。

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