メディア・広告事業を展開するKDDIグループのメディーバ(mediba、東京都渋谷区)は、ベトナム地場広告会社メコン・コミュニケーションズ(Mekong communications、ホーチミン市)と共同運営するベトリンク・アドバタイジング(Vietlink Advertising、ホーチミン市)のオフィスをホーチミン市1区のサイゴンセンタータワー2に移転した。
新オフィスのコンセプトは、「シンプル」&「クリエイティブ」。9月12日に開催された新オフィスお披露目パーティーには100人以上の関係者が参加した。新オフィスでは、ベトナムでは取り組みが進んでいないごみの完全分別も行い、環境に優しいオフィスのあり方に挑戦。また、大学やベンチャー企業と連携し、各種セミナーやイベントを実施するほか、様々な情報を発信していく拠点にしていく。
ベトリンク・アドバタイジングは、ベトナム全国を対象にメディア事業「mGift(エムギフト)」を展開している。2016年4月にベトナム軍隊通信グループ(ベトテル=Viettel)のモバイルユーザー向け会員特典として同サービスを開始し、今年2月に全モバイルユーザー向けにコンテンツを拡充。会員特典サービスからライフソリューションメディアへと大幅リニューアルを果たした。
飲食店やエステ・スパなどのクーポン特典サービスに加えて、ベトナム国内数十社と連携したデイリーニュース、人気の高いマンガコンテンツ、音楽・スポーツ・美容・エンタメ動画などの配信を行っている。
9月時点で、「mGift」アプリは50万ダウンロードを超えており、今後はオリジナルコンテンツの製作を拡充し、更にユーザー数を拡大していく予定だ。