ベトナムの大手デベロッパーであるビンホームズ(Vinhomes)は6月末、ホーチミン市9区で建設中のスマートシティ「ビンホームズ・グランドパーク(Vinhomes Grand Park)」内の高層マンション「おりがみ(Origami)」を発売する。東南アジアで最大級の公園(36ha)に隣接するこの物件は、日本の大手デベロッパーが開発に参加しており、品質が高く投資物件として注目度が高い物件だ。
おりがみは21棟が発売され、1~3LDKの部屋を1万戸販売する。区画はホーチミン市9区のロンタインミー街区(phuong Long Thanh My)に位置し、高層マンションのほか400軒のショップハウス(1階が店舗、2階が住宅)も建設される。また、敷地内には日本庭園も作られる。緑が豊かな立地で人気が高く、すでに3万人が購入予約金を支払っている。販売は2020年内に完了する予定。
ビンホームズグランドパーク・おりがみ区画建設予定図
グランドパークプロジェクト内には、おりがみの21棟を含めて高層マンションが71棟建設される。合計4万4000戸が発売され、居住者数は15万人以上に達する見通し。2019年7月には「レインボー(Rainbow)」が1万戸発売され、17日間で完売した。これは、ホーチミン市で最も注目されている物件の一つと言われている。さらに、2020年5月には低層住宅「マンハッタン(Manhattan)」が発売された。
おりがみ敷地内日本庭園イメージ
グランドパーク開発の対象となるのは272haで、高層住宅のほか、ビングループの病院「ビンメック(Vinmec)」や学校「ビンスクール(Vinschool)」、ショッピングモール「ビンコム・メガモール(Vincom Mega Mall)」が建設される予定。敷地内にはシャトルバスのバス停があり、住民はメトロ駅やグランドパーク内の各施設への移動に利用することができる。2023年に全区画が完成する。レインボーは8月までに引き渡しが終わる予定で、約4万人が生活を開始することになる。今回発売するおりがみは、自然に囲まれた新たな街の一部となる。
おりがみが位置するホーチミン市9区は、2区およびトゥードゥック区との合併計画が進められている。ホーチミン市人民委員会は中心部とこの3つの区をつなぐ交通インフラの整備に力を入れ、ハイテクや金融への投資を積極的に呼び込むことで、先月ベトナム首相が承認した「東部イノベーション都市」の造成を目指している。ホーチミン市中心部から車で30分ほどのエリアに位置するこの都市には、110万人以上が住むことが見込まれている。今後、東部都市がホーチミン市の経済の30%を担うほか、周辺の省・市を含めたベトナム南部経済の中心地になることが期待されている。将来的には大規模な商業地になる見通しで、不動産価格の上昇が十分に期待できる。
おりがみの区画の日本担当販売総代理店は、ベトナム・グルーブ(Vietnam Groove)が務める。同社によるおりがみの詳細や動画はウェブサイトを参照のこと。価格や購入手続きに関する問い合わせは、メール<info@vietnamgroove.com.vn>または電話<+84-909318336>で受け付ける。メール、電話ともに日本人営業担当が対応する。