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[社会]

不当解雇の賠償金として100万ドルを要求

2007/10/26 09:42 JST更新

 ボー・スアン・ハイさん(32歳・男)はこのほど、東南部バリア・ブンタウ省ブンタウ市にあるシュルンベルジェ・ベトナム社に不当解雇の賠償金100万ドル(約1億1500万円)の支払いを求める訴えをブンタウ市人民裁判所に起こした。ハイさんの年収5年分に相当するこの金額は、不当解雇を巡る争いではベトナム史上最高額となる。  訴状によると、ハイさんは1997年からアメリカに本社を置く石油開発サービス会社シュルンベルジェの子会社シュルンベルジェ・ベトナムと無期限の労働契約を結び、この10年の間に世界各国の同社の子会社で経験を積んだ結果、要職に抜擢され年収20万ドル(約2300万円)を得るようになったという。ところが今年3月、ハイさんがタイで普段通り勤務していると、突然労働契約の打ち切りを告げる文書が届いた。この文書には、同社のタイ・ミャンマー・ベトナム3国の人事責任者のサインがあり、解雇の理由としてハイさんが会社の指示に従わず業務に悪影響を与えたことが挙げられていた。ハイさんはこの理由はでっちあげであり、このような解雇はベトナムの労働法に違反しているとして今回の訴えを起こした。  一方、訴えられたシュルンベルジェ・ベトナムの弁護士は、同社はハイさんの解雇を決めたシュルンベルジェ・タイとは別の独立した法人であり無関係だと主張している。  

[VnExpress, 19/10/2007, 17:39 GMT+7]
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