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[社会]

南部で鳥インフルエンザウイルスが再発生

2006/12/21 07:16 JST更新

 南部メコンデルタ地方のカマウ省とバクリュー省で今月始め、ニワトリとアヒルが大量死し、養鶏農家が死骸を川に投棄していたことが分かった。  獣医局は19日、死亡した家禽類から鳥インフルエンザH5N1型ウイルスの陽性反応が出たことを明らかにした。これらは不正に飼育された生後1カ月以上たった家禽類で、まだワクチン接種が行われていなかった。同局は2回にわたりワクチン接種を実施しているが、無許可で家禽類を飼育する農家が後を絶たない。獣医局は、ウイルスに感染しやすい季節への変わり目であることに加え、飼育業者の意識の低さが病気を発生させる要因になっていると指摘している。  農業農村開発省は19日、全国各省市の人民委員会および鳥インフルエンザ防止指導委員会に対しウイルス感染拡大に備えるよう求めると共に、獣医局に対しても感染拡大防止と早期発見のため、家禽類の輸送・売買・加工品の検査および密売防止の監視強化に努めるよう求めた。ベトナムは今年1月に鳥インフルエンザ終息宣言を発表していた。  

[2006年12月19日 VnExpress]
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