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英国の大学評価機関クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds=QS)が発表した最新の大学ランキング「2016年QSアジア大学ランキング(QS University Rankings: Asia 2016)」で、ベトナムのベトナム国家大学ハノイ市校とベトナム国家大学ホーチミン市校の2校が初のトップ150入りを果たした。
ハノイ市校は2015年の191位から52順位を上げて139位、ホーチミン市校は同201位から54順位を上げて147位となった。今回は同2校のほか、カントー大学(メコンデルタ地方カントー市)が251~300位グループに、フエ大学(北中部地方トゥアティエン・フエ省)が301~350位グループにそれぞれ初めてランクイン。また、2014年にトップ300入りしていたハノイ工科大学が301~350位にランクインした。
同ランキングは、◇学術的評判、◇雇用者の評判、◇学生1人当たり教員比率、◇論文1本当たり引用比率、◇教員1人当たり論文比率、◇教員の博士号取得比率、◇外国人教員比率、◇留学生比率、◇国内交換留学生比率、◇国外交換留学生比率の10の評価指標をもとに、アジアの大学上位350校をランク付けしたもの。QSが2009年から毎年発表している。
今回のランキングでは、香港・マカオ・台湾を含む中国から最多の124校が選ばれた。続いて、◇日本:74校、◇韓国:54校、◇インド:23校、◇マレーシア:20校の順。ランキングのトップは前年と同じくシンガポール国立大学。2位は香港大学、3位は南洋理工大学(シンガポール)だった。
日本の最高順位は13位の東京大学(前年12位)。トップ50には、◇14位:東京工業大学(同15位)、◇15位:京都大学(同14位)、◇17位:大阪大学(同13位)、◇20位:東北大学(同20位)、◇26位:名古屋大学(同21位)、◇28位:北海道大学(同25位)、◇32位:九州大学(同28位)、◇34位:筑波大学(同33位)、◇41位:早稲田大学(同39位)、◇42位:慶應義塾大学(同37位)が入っている。
同ランキングのトップ10は以下の通り。
◇1位:シンガポール国立大学(前年1位)
◇2位:香港大学(同2位)
◇3位:南洋理工大学(シンガポール)(同4位)
◇4位:香港科技大学(同5位)
◇5位:清華大学(中国)(同11位)
◇6位:KAIST(旧称:韓国科学技術院)(同3位)
◇7位:香港城市大学(同9位)
◇8位:香港中文大学(同6位)
◇9位:北京大学(同7位)
◇10位:ソウル大学校(同8位)