ホーチミン市のタンソンニャット国際空港税関支局はこのほど、大量の偽造携帯電話が輸入されようとした事件についての調書を同市税関局に提出した。フーティン電子・通信社が約800台のノキア製携帯電話を輸入すると申告していた。
税関が検査した結果、台数や機種は申告書どおりだったが、生産地は申告書にあった中国ではなくハンガリーだったことが発覚した。また、IMEI番号(携帯電話の固体識別番号)も本体とパッケージの数字が符合していなかった。
ノキアのベトナム代理店であるボーチャン社はこれらの携帯電話が偽造であることを確認した。また、フーティン社の代表も偽造であることを認めている。タンソンニャット国際空港税関支局が摘発した知的財産権違反製品輸入事件としては、今年に入って最大規模のものだという。