ハノイ市のノイバイ国際空港の旅客ターミナルでは、雨が降るたびにフロアのあちこちで雨漏り受け用の色とりどりのバケツを目にすることになる。国の玄関口ともいうべき首都の国際空港でのこの光景にまゆをひそめる人は多い。ハノイ在住のある観光ガイドによると、雨漏りはかなり以前からのことだという。
ベトナム航空局のライ・スアン・タイン副局長は、すでに何度も修繕工事を行ったが依然として雨漏りが続いており、大幅な改修工事を行うための資金を得るまでは、当面バケツによる対処に頼らざるを得ないと話す。また、排水システムに問題にあるのではないかと指摘する空港職員もいるが、原因はまだ特定されていない。ノイバイ国際空港T1ターミナルは2001年に完成し供用が開始された。