5日、ダナン市リエンチエウ区警察は2週間の張り込み捜査の末、管轄区内の路上に設置された消火栓の部品を盗み出していた2人組の男の現行犯逮捕に成功した。この2人はいずれも同市内に住むヒエウ容疑者(29歳)とフイン容疑者(22歳)で、昨年の11月から逮捕されるまでの間、実に17件もの同様の犯行を繰り返していたことが明らかになった。
2人の手口は、夜10時ごろから翌朝4時ごろにかけて、人通りの途絶えた地域の消火栓設置場所にバイクで乗り付けて部品を持ち去るというものだった。怪しまれないように消火栓の部品と分かるようなものは外して換金していた。
消火栓部品の窃盗は、地域の消火活動に深刻な損害を与えるのはもちろんのこと、相当量の水の浪費をも引き起こす重大な犯罪であり単なる盗みでは済まされない。この事件を受けて、地元の消防警察の代表者は、最近消火栓の部品を持ち去ったり、消火栓に小石やがれきを詰めたりする悪質ないたずらが横行しているが、実際に火災が発生した際に最寄りの消火栓を使うことができなければ、その分消火活動に遅れが生じ人命にも関わる大惨事になりかねないとして、住民に強く注意喚起を呼びかけた。