2日夜、ハノイ市内のホートゥンマウ通りで垂れ下がった電線に引っかかってバイクが転倒する事故が相次ぎ、2人が救急車で搬送された。この通りでは、拡張工事にともなって電線の移設が行われており、この作業中に緩んだ電線が放置されていたことが事故の原因と見られている。
実際に現場をバイクで通った人たちの証言によると、当時は街路灯の修理中であたりは非常に暗く、電線が地上から1メートルの高さにまで垂れ下がっていることは分からなかったという。また、当時現場で作業を行っていた作業員たちが、事故に気付いていながら助けようともせず現場から立ち去ったことも分かっている。
ハノイ市電力局によると、このエリアの電力供給は全て地下の電線によって行われており、地上に残っている電線は実際には使用されていなかったという。また、道路の拡張工事(電線の移設を含む)はハノイ市交通公共事業局管轄の事業だった。