29日朝、ホーチミン市2区からBinh thanh区方面へサイゴン橋を渡っていたHo Dac Thangさんのバイクがまた釘を踏んでパンクしてしまった。釘は針金を短く切って両端を尖らせ作られたもので、このパンクの名所で何度も被害にあっているThangさんによると、この釘は第2区に住む"釘師"が作ったものだという。
Thangさんはさらに、ここでパンクしたときには2区側の釘を撒いた修理屋グループの餌食にならないように、いつも反対側のBinh Thanh区までバイクを押し橋を渡り修理することにしているという。
ここサイゴン橋の第2区側では釘を踏みパンクするケースが後を絶たない。ここサイゴン橋でBinh Thanh区第28街区警察よりパンク被害による被害届受理委託業務を行っているあるパンク修理士の被害届帳を見ると今年2月27日から6月23日までにここで修理をし被害を届けた人だけでもその数は79人にも達していた。
そして、これらの釘によりパンクの被害を受けた人々は知らずに近くの"釘師"グループのパンク修理屋に行き、中を見ると釘はすでに中のチューブを貫通しており、新品に交換するため毎回相場よりずっと高い4万ドンを"ぼったくられている"。
地元の人の話によると、6月初めよりまた"釘師"グループが夜間サイゴン橋からハノイ自動車道料金所付近まで釘をばら撒いているため、磁石をつかい釘を集めなければならないほどだと話している。