5日午前10時ごろ、ハノイ市のノイバイ国際空港でホーチミン市に向けて出発準備中の格安航空ジェットスター・パシフィック(JPA)のBL793便で、乗客の14歳の子どもが非常用脱出装置を作動させたため、出発が5時間遅れる事態となった。
この乗客は12Dの座席に座っていたが、近くにあった非常口を開けるための装置をいたずらしているうち、脱出用スライダーを作動させてしまった。そのため、すでに搭乗していた180人の乗客は待合室に戻って待機するはめに。
この件について北部空港局は、乗客が未成年であることから行政処罰の決定は出さないとしている。ただし同局はJPAに対し、航空安全計画の規定に基づけば保護者の同伴が必要な年齢の乗客を1人で搭乗させた経緯について説明するよう求めている。
乗客が非常用脱出装置を作動させてしまう事件はこれまで数回起きており、最高で2500万ドン(約13万4000円)の罰金が科せられている。