ハノイ市のノイバイ国際空港の税関は11日午後3時40分ごろ、香港から同空港に着陸したベトナム航空VN791便の操縦室でアクセサリーに加工された金(きん)合計6.4キログラムの入った4つの袋を発見し押収した。
この事態を受けて、ハノイ市内に向かっていた同機のポーランド人機長、ベトナム人副機長2人、客室乗務員7人が空港に呼び戻され、税関の取り調べを受けた。しかし、誰もこの金の所有者であることを認めなかったため、警察が捜査することになった。ベトナム航空は警察の捜査に全面的に協力すると表明している。
同航空のハノイ~香港線では通常、機内乗務員が香港の空港ターミナルに出入りすることが認められておらず、機内清掃や整備の間も機内にとどまりそのまま折り返し便の業務に就くことになっているという。