北部ハータイ省バビ山国立公園の原生林に生息する約1000頭の野生ザルが、ダム・ロン旅行会社の職員によって捕獲され、ダム・ロン公園内で食用として販売されているほか、公園内にあるレストランにもサル肉メニューとして載っている。
職員は網を仕掛け、捕獲したサルたちを水に浸け窒息させた後、頭をこん棒で殴って、解体する。首を切り落とし、毛を剃り、腹を裂く光景は残酷極まりない。
同旅行会社は、同公園内で700席あるレストランと客室56部屋のホテルを営業しているが、毎日、どれだけのサルたちが虐殺され、観光客に提供されているかを想像すると、痛ましい限りである。
野生動物保護のために専門家は以前から、この違法な営業活動の中止を申し入れており、野生ザルの肉を食べると病気に感染する可能性が高いと警告し、観光客に自粛を呼びかけている。