ホーチミン市人民評議会(市議会に相当)で11日開催された2006−2010年までの社会経済発展計画に対する意見ヒアリングで、グエン・アン・ビン議員が「国境を越えたすぐ先のカンボジア国内にはホーチミン市在住の富裕層をターゲットにしたカジノが乱立している。このままでは資金がカンボジアに流出する一方であるため、これを食い止めるためにもホーチミン市にもカジノを建設するべきだ」と述べ、一時議会が騒然となった。
これに対し、ファム・フォン・タオ女史・評議会議長は「唐突で乱暴な意見ではあるが、そういう意見もあることを知っておく必要がないとはいえない」とかなり苦しい談話を発表している。