(C) Abalance 写真の拡大 | |
この記事に関連するおすすめの記事
|
- 23年11月に建設開始、年間4GWの生産体制
- 安定的なサプライチェーンを構築
- 韓国OCIと長期シリコン供給契約を締結
太陽光パネル製造事業やグリーンエネルギー事業などを手掛けるAbalance株式会社(東京都品川区)のグループで太陽光パネルの製造販売業を手掛けるベトナム・サナジー(Vietnam Sunergy=VSUN)は18日、太陽光パネルの主要部品となるN型シリコン・ウエハの新工場(第1フェーズ)での生産を開始した。
同工場は、2023年11月に建設を開始したもので、年間4GWの生産体制を構築した。今回の新工場の稼働により、VSUNは、海外のポリシリコンサプライヤーとの戦略提携に加えて、太陽光パネル市場において、安定的なサプライチェーンを構築したことになる。
VSUNは、日本の品質管理システムの下、業界最高水準の設備と生産技術力により、生産数量を増加させるとともに、生産効率の向上を達成している。新工場で生産されるウエハは、182~230mmのシリコン・ウエハ仕様と互換性があり、セルの主流的な技術に適合している。
また、VSUNは、韓国の大手シリコンサプライヤーであるOCIとの間で、長期シリコン供給契約を締結している。OCIより国際基準に適合したシリコンを安定的に調達することで、グローバルサプライチェーンでの戦略的垂直統合システムを構築し、VSUNのグローバル市場における競争優位性を向上させる。